ライナー=シカゴ響のRCAへの録音は、1954年3月6日、シカゴ交響楽団の本拠地オーケストラ・ホールにおけるR.シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」のセッションで始まりました。この録音は、その2日後に録音された同じR.シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」と並び、オーケストラ・ホールのステージ上に設置された、わずか2本のマイクロフォンで収録された2トラック録音にも関わらず、オーケストラ配置の定位感が鮮明に捉えられており、録音史に残る名録音とされています。■クライバーン、ハイフェッツ、ルービンシュタイン、ギレリス、ジャニスなど、綺羅星のごときソリストたちとの共演になる協奏曲も残されています。いずれもちょうど円熟期を迎えていたライナー芸術の真骨頂を示すもので、細部まで鋭い目配りが行き届いた音楽的に純度の高い表現と引き締まった響きは今でも全く鮮度を失っていません。これらの録音「リビング・ステレオ」としてリリースされ、オーケストラの骨太な響きや繊細さ、各パートのバランス、ホールの空間性、響きの純度や透明感が信じがたい精度で達成された、名録音の宝庫となっています。■今回のボックスセットは、ライナーとシカゴ響が残した全122曲を63枚のCDで一つのパッケージに収録するという世界初の企画です。定評のあるリビング・ステレオSA-CDのリマスターをはじめ、それぞれの曲について最新・最良のリマスター音源を使用。ソニー・ミュージックR.シュトラウス:『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」』ベートーヴェン:『交響曲第1,3,5,6,7,9番』ブラームス:『交響曲第3番』『悲劇的序曲』ドヴォルザーク:『交響曲第9番「新世界より」チャイコフスキー:『交響曲第6番「悲愴」』ムソルグスキー:『組曲「展覧会の絵」』マーラー:『大地の歌』~モーリン・フォレスター(Ms), リチャード・ルイス(T)ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番「皇帝」』~ヴァン・クライバーン(P)モーツァルト:『交響曲第36,39,40,41番』ベートーヴェン:『ヴァイオリン協奏曲』~ヤッシャ・ハイフェッツ(Vn)ラフマニノフ:『ピアノ協奏曲第2番』~アルテュール・ルービンシュタイン(P) 他定価 20,669円
商品の情報
カテゴリー | 本・音楽・ゲーム > CD > クラシック |
商品の状態 | 新品、未使用 |